元プロゲーマーがポーカーの国内大会で準優勝し、プロ契約を結ぶ

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記事提供 SHIBUYA GAME

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2019年5月19日(日)、元プロゲーマーのbarusaさんが473名ものプレイヤーが参加した大型ポーカー大会「第13期SPADIE POKER LEAGUE」を突破し、その上位大会となる「SPADIE FINAL」にて準優勝を果たしました。

barusaさんは準優勝の褒賞としてオンラインポーカーサービス「PokerStars」とプロ契約を締結。賞金25,000HKD(約35万円)と、Macau Poker CupおよびPokerstars Championship Macau(あるいは同等のイベント)のトーナメント・ホテル・エアーに使用できるPokerStarsマルチパスポートを受け取ることとなります。

barusaさんは過去にプロゲーミングチーム「myRevenge」の『Counter-Strike 1.6』部門に所属していた経歴を持ち、数々の国内大会・国際大会にて実績を残してきたレジェンドプレイヤー。今回のポーカープレイヤーとしての実績も併せると国内においては”異色”の活躍となります。

しかし元プロゲーマーがポーカーにて実績を残すという事例は、実は海外ではいくつか見受けられます。

例えば世界的な人気を誇る対戦型ストラテジーゲーム『StarCraft』にて韓国トップチームである「SK Telecom T1」に所属していたLim “BoxeR” Yo Hwan氏は、プロゲーマーとしての活動を引退した後に、プロポーカープレイヤーへと転向しました。彼は現在でもプロポーカープレイヤーとして活動しており、2019年には史上6人目となる「THE ESPORTS HALL OF FAME(eスポーツ界における偉人)」にも選ばれました。

また他の有名な事例として、Bertrand “Elky” Grospellier氏が挙げられます。彼は『StarCraft』でプロゲーマーとしての成功を収めた後、ポーカーにおける3つのメジャー大会にて優勝を決め、見事トリプルクラウンを達成したレジェンド級のプロポーカープレイヤーです。彼の場合はむしろポーカーの世界に移ったことで、真の才能を開花させたと言って差し支えないでしょう。

そしてAdrian “Lifecoach” Koy氏は上述の選手たちとは反対に、ポーカーの世界からゲームの世界へと移籍してきたことで有名になりました。既にプロゲーマーとしては現役を引退しましたが、その情に厚い人柄と人望により、未だ根強いファンが世界中に存在しているプレイヤーです。

ポーカーをプレイするには分析力・記憶力だけでなく、他のプレイヤーに対する観察力や駆け引き、勝負ごとに対する判断力と決断力が要求されます。
そのような「マインドゲーム」的な土俵において、ポーカーとeスポーツには類似点があるのかもしれません。

barusa | Twitter

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