【レポート】ついに開幕!ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020 第一節大会レポート
9月25日(金)、東京ゲームショウ2020内でeスポーツ競技大会を配信する「e-Sports X」にて、ストリートファイターシリーズの国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020」が開幕しました。
今回のリーグは、前回から導入された「BANルール」の一部変更や新たにチームリーダーとしてプロゲーミングチーム「忍ism」ももち選手が参戦するなど見どころは盛りだくさん!
この記事では、リーグ開幕となる第1節の様子をレポートしたいと思います!
「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020」とは?
「ストリートファイターリーグ:Pro-JP」は、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)から発行されるプロライセンスを保有するトッププロと、厳しい選考から選ばれた選手により構成される全6チームの総当たりで行われるリーグ戦です。
前半5節、後半5節の合計10節から構成されるリーグを制したチームには、優勝賞金150万と優勝トロフィー、上位2チームには「STREER FIGHTER LEAGUE:Pro-US 2020」を勝ち抜いたチームと日米最強の称号を懸けた大会「ストリートファイターリーグ:ワールドチャンピオンシップ 2020」への出場権が与えられます。
前シーズンとは異なりチームメンバー構成は3人から4人へ変更され、前回と同様に採用されている「BANルール」も一部改正されました。
■基本情報
大会名 | ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020 |
対戦ルール | バーサスモード(シングル) 1ラウンド99カウント×3ラウンド |
賞金 | 1位:150万円 2位:50万円 3位:40万円 4位:30万円 5位:20万円 6位:10万円 総額:300万円 |
■出場選手一覧
ウメハラゴールド | ウメハラ/まちゃぼー/カワノ/ナウマン |
トキドフレイム | ときど/板橋ザンギエフ/りゅうせい/ストーム久保 |
モモチスプラッシュ | ももち/藤村/ハイタニ/ジョニィ |
ネモオーロラ | ネモ/sako/ガチくん/キチパ |
フードガイア | ふ~ど/ドグラ/ぷげら/Shuto |
マゴスカーレット | マゴ/もけ/水派/MOV |
第1試合「マゴスカーレット VS フードガイア」
先鋒戦、まずは水派選手(是空)とふ~ど選手(ミカ)の対決となりました。「BANルール」により水派選手はメインで使用しているコーリンがつかえない為、サブキャラクターとして使用している是空で対戦に臨みました。リーグ初参戦となる水派選手が序盤から積極的に仕掛けていきますが、ふ~ど選手もしっかり攻撃に耐え、ミカの得意とする接近戦へと持ち込みストレート勝ちとなりました。
続く中堅戦ではもけ選手(ラシード)対ぷげら選手(セス)の対戦。キャラクターの相性としては若干ぷげら選手が優勢かと思われましたが、もけ選手も退くことなく上手く相手との駆け引きに持ち込み、見事勝利を獲得し、ポイントを同点にもちこみます。
勝利をかけた大将戦はマゴ選手(キャミィ)対どぐら選手(ベガ)の対戦に。序盤はマゴ選手の猛攻に押し切られているようにも見えたどぐら選手でしたが、試合を重ねるごとに相手のテンポに合わせるように技をかみ合わせ勝利。大将戦で得られる2ポイントを獲得しチームにも勝利をもたらしました。
第2試合「ネモオーロラ VS モモチスプラッシュ」
先鋒戦でぶつかったのはキチパ選手(アビゲイル)対ジョニィ選手(G)。前シーズン同様メインキャラクターであるアビゲイルをBANされたキチパ選手でしたが、それを見越して仕上げてきたサブキャラクターのアビゲイルで勝利します。
中堅戦でぶつかったのはガチくん選手(ラシード)対藤村選手(豪鬼)。キチパ選手と同様に前シーズンではメインキャラであるラシードをほとんどつかうことが出来なかったガチくん選手でしたが、BAN対象から逃れたことによりその実力を発揮し、1ラウンドも落とすことなく勝利しました。
大将戦ではお互いチームリーダーであるネモ選手(ユリアン)対ももち選手(セス)の対決となりました。様々なキャラクターの技をインストールしており、すべての間合いをカバーするももち選手に対し、冷静な立ち回りをみせたネモ選手。けん制技を交えながら確実に距離を縮め、接近戦では高火力コンボを決めガチくん選手に続き1ラウンドも落とすことなく勝利をつかみ取りました。これによりチームとしてもすべての試合に勝利したことになり、ほかのチームへのプレッシャーも与えます。
第3試合 トキドフレイム VS ウメハラゴールド
前回チームリーダーを務めた板橋ザンギエフ選手を全体を支える副監督として迎えたときどフレイムに対して、近年個々の活躍が目立ち勢いのあるメンバーで構成されたウメハラゴールドの対戦。先鋒を務めたのはときど選手(ユリアン)とウメハラ選手(影ナル者)。
共にメインキャラクターを封じられたリーダー対決となりました。リーチで不利なウメハラ選手が灼熱波動拳をつかい間合いを調整しながら飛び込んでいきますが、そこにうまく攻撃をかみ合わせ空中攻撃やダッシュ攻撃を利用した不意打ちによりときど選手に軍配が上がりました。
中堅戦でぶつかったの板橋ザンギエフ選手(ザンギエフ)対まちゃぼー選手(ネカリ)。どちらも非常に攻撃力の高いキャラクターであることもあり、とても迫力のある試合となりました。序盤から攻撃的な展開をみせるまちゃぼー選手。常にダメージレースでは不利となっていた板橋ザンギエフ選手でしたが、しっかり守りきりザンギエフの強みである高火力の投げ技でラウンドを取り返します。最後までどちらが勝つか分からない状況でしたが、最後は攻めのスタイルを崩さず積極的に攻め続けたまちゃぼー選手が見事勝利。
残る大将戦で戦ったのはりゅうせい選手(ユリアン)対カワノ選手(コーリン)。第1節で一番多く登場し、猛威をふるうユリアンの強さとりゅうせい選手の堅実なプレイスタイルも相まって器用にコンボから逃げ出し反撃、飛び込みを狙うカワノ選手が思い通りにできないような試合を展開し勝利、ときどフレイムが勝利を収めました。
おわりに
チーム全体ではネモオーロラが全勝し、圧倒的な強さを見せつける結果になりました。一方、ネモオーロラと対戦したモモチスプラッシュはチームポイントが0という辛いスタートになってしまいました。
挽回するためにこれからどのように対策を講じるのか、そして第1節にて1番使用されたユリアンへの対策にもこれからの注目が集まりそうです。10月2日(夜)9時から配信される第2節を待ちましょう!
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