イギリスの特別支援学校、eスポーツ活動が生徒たちに好ましい影響を与えたとするレポートを発表

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イギリス・ブロムリーの特別支援学校「Glebe School」が、同校が行っているeスポーツプログラムから得られた調査レポートを発表しました。

「Glebe School」は11歳から19歳の子供たちが通う支援学校で、一般の学校に通学するには困難な症状を抱える子供たちが在校しています。

同校は、2019年1月から3月にかけて行われたAP学校(※)を対象とした『ロケットリーグ』のeスポーツ大会「British Esports Championships for alternative provision schools」に参加しました。

※Alternative Provision School。様々な理由により通常の学校に通えない子供たちが通う学校

今回「Glebe School」が発表したレポートは、主に同大会に参加した「Glebe School」の生徒たちから確認された反応や参加時の様子、感想などをまとめたものとなっています。

引用元:School pupils survey shows esports increases concentration, behaviour and attendance levels

「Glebe School」のeスポーツプログラムに参加したのは全生徒のうち208人で、更にその中の8人は「British Esports Championships for alternative provision schools」に出場しました。

レポートによると、プログラムに参加した生徒たちの98%がeスポーツを「楽しかった」と感じており、その理由を「面白かったから」「友達とプレイできたから」「仲間をサポートしたりリードできたから」「ストレスが無かったから」と答えているとのこと。

また参加者の96%が、今回のeスポーツプログラムを通じてソーシャル・スキルの向上(アイディアの共有や機器の譲り合い、仲間と一緒に試合を見る等)を実感しているとレポートは報告しています。

引用元:Rocket League: The Greatest Up And Coming Esport | ELV Review

その他にも、参加者のうち20%が、eスポーツプログラムが学校に登校する動機付けになったと回答。35%がクラス内で態度良く振舞えるようになり、参加者の半数がプログラムを通じて集中力などを養えたと調査に対して答えています。

「Glebe School」のレポートは、参加者たちがeスポーツプログラムによって読み書きの能力や計算、自信の増大にも繋がったと感じていることも報告しています。

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