「闘会議2019」eスポーツ大会の祭典!6タイトルの見所レポート

REPORT

“eスポーツ元年” とも呼ばれた2018年が過ぎ、 eスポーツシーンがさらに前進するであろう2019年が始まりました。その幕開けに相応しいゲーム大会の祭典「闘会議2019」が幕張メッセにて開かれたので、今回はその様子をレポートしたいと思います!

「そもそも闘会議って何?」という人のために簡単に解説しますと、闘会議はGzブレインとドワンゴが主催する大規模イベントです。去年の「闘会議2018」では、日本eスポーツ連合(JeSU)が発行するプロライセンスの対象となる大会が初めて行われ、話題を呼びました。

つまり闘会議は、「eスポーツと切っても切れない関係にあるイベント」ということですね!

今年は1月26日(土)と27日(日)の2日間に渡って開催された闘会議。今年は85,000人近くの来場者が集いました。大盛り上がりの会場ではいろんなタイトルの大会が行われていたので、その中からいくつかピックアップしてご紹介していきます!

スプラトゥーン2

スプラトゥーン甲子園ブースの様子

闘会議2019の会場でひときわ存在感が大きかったのが、『スプラトゥーン2』のブース。こちらでは27日をまる1日使って「第4回スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会」が行われていました。

『スプラトゥーン』は任天堂から販売されているNintendo Switch用のタイトルで、大会では4vs4の「ナワバリバトル」が繰り広げられます。ナワバリバトルはその名の通り、陣取り合戦のようなモード。インクを発射してナワバリを拡大する「ブキ」を持って戦い、タイムアップ時により多くのナワバリを確保したチームが勝ちとなります。

今回の大会で優勝したのは、第3回スプラトゥーン甲子園の王者で、世界大会でも優勝した「GGBOYZ」。メンバーのたいじ選手はなんと、『実況パワフルプロ野球』のプロ選手でもあります。

GGBOYZ優勝の瞬間

GGBOYZは3連覇を目指すとコメントしており、NPB(日本野球機構)が主催する「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」への出場も意欲的なようです!

大乱闘スマッシュブラザーズ

闘会議ステージにて行われた『スマブラSP』大会

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)は、『スプラトゥーン2』と同じく任天堂から発売されているタイトルで、総勢70ものキャラクターを操れる対戦アクションゲームです。

相撲のように「土俵(ステージ)から吹っ飛ばされたら負け」というシンプルなルールなので、その事さえ分かっていれば観戦を楽しむことができます。

闘会議2019では、6名の選抜選手たちが生き残りをかけて戦う「スマッシュボール杯 スマブラSP 東日本リーグ」と、誰でも参加可能な「niconicoチャンピオンシップ2019」の2つの大会が開かれました。

予選会場にはコスプレイヤーの姿も

後者の大会は、1日目に予選が、そして2日目に決勝が行われ、440名以上の参加者がしのぎを削りました。 様々なタイトルのキャラクターが登場するゲームということもあって、コスプレをして参加している人も多かったですね!

コール オブ デューティ ブラックオプス 4

PlayStationブース

Activisionから販売されているシリーズの最新作『コール オブ デューティ ブラックオプス4』(以下、BO4)は、日本での発売から3日で560億円もの売上を達成した大人気FPS(ファースト・パーソン・シューティングゲーム)です。

去年は前作である『コール オブ デューティ ワールドウォーII』のプロ対抗戦がリーグ形式で行われていましたが、『BO4』ではリーグ制が廃止となりました。その代わり、今年は「CWL日本代表決定戦」が1年で4回開かれることになります。

CWLとは、『コール オブ デューティ』シリーズの世界大会である「コール オブ デューティ ワールドリーグ」のこと。日本代表決定戦の優勝チームは、CWLへの渡航サポートが受けられるという、夢あふれる大会なのです!

優勝したLibalent Vertex

闘会議2019にて行われた「第1回CWL日本代表決定戦」を制したのは、昨年のプロ対抗戦でも日本一に輝いたLibalent Vertex。CWLへの出場経験もある同チームがCWLでどう活躍するのか、今から非常に楽しみですね!

レインボーシックス シージ

闘会議ステージで行われた『R6S』大会

日本におけるFPSのeスポーツシーンを語る上で、『レインボーシックス シージ』(以下、R6S)の名前を外すことはできません。ユービーアイソフトから販売されている同作は、「建物に籠るテロリスト」と「建物に突入する特殊部隊員」の2チームに分かれて戦うという、少し変わったFPS。

他のFPSタイトルに比べるとマップが狭く、だからこそ頻繁に駆け引きが生まれるのが見所です。

昨年11月に行われた世界大会「プロリーグ シーズン8」では日本のチーム “野良連合” がベスト4入りの活躍を見せ、日本からも最大25,000人の同時視聴者数を記録したほどです。

世界大会はパソコン版の『R6S』で行われますが、闘会議2019ではPlayStation 4版の大会「PS4版国内最強チーム決定戦2019」が開かれました。

オペレーターたちも観戦

ゲームに登場する個性豊かな特殊部隊員「オペレーター」たちのコスプレをした方々も多く観戦しており「プレイ・コスプレ・観戦、ぜんぶ楽しい」というこのゲームの良さを見事に現していたイベント大会でした!

『R6S』のコスプレができるブースもありました!

モンスターストライク

「XFLAG BATTLE STADIUM」と名付けられたステージ

ミクシィのスタジオ「XFLAG スタジオ」が提供しているスマホアプリ『モンスターストライク』(以下、モンスト)は、味方のモンスターをおはじきのように敵に当てて戦うゲームです。

グローバルのユーザー数が4,500万人にものぼる大人気の『モンスト』は、「XFLAG BATTLE STADIUM」と名付けられたステージを用意し、高校生までを対象にした「ジュニアグランプリ」を行いました。

他のゲームよりも選手が若く、プレイひとつひとつに全身を使って喜びを表現する姿が印象的でした!

プレイヤーたちが喜ぶ姿

「スマホアプリでeスポーツ?」と思ってしまう方も少なくはないと思いますが、一度生でステージを見てください! 選手や観客の盛り上がりは、スポーツ以外の何物でもありません!

パズル&ドラゴンズ

闘会議ステージで行われた『パズドラ』大会

『パズル&ドラゴンズ』(パズドラ)は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが提供しているスマホ向けパズルRPGです。

こちらのゲームは、6×5のマス目に詰まっているドロップ(パズルブロック)を操作して、同じ色のものを縦・横3つ以上繋げるというもの。来戦では、パズルの強さはもちろんですが、キャラクターの選択やスキルの読み合いが必要になります。

闘会議にて行われたのは、「明治アーモンドチョコレート presents パズドラチャンピオンズカップ 闘会議2019」の決勝大会です。こちらには、予選を勝ち抜いた3人と、敗者復活戦を制した1人の計4人の選手が出場していました。

ドロップを操作し終わった時の会場のどよめきや、ドロップが次々に消えていく様子がとても気持ち良い大会でした!

観客たちの熱狂をカメラに収めました!

闘会議2019では他にもたくさんのイベントが行われていましたが、今回はその中でもeスポーツタイトルをいくつか簡単に紹介してきました。

次回は、闘会議2019と共同開催されていた「JeSU International Challenge Cup」の様子をお伝えしたいと思います!