【鉄拳7】韓国のプロプレイヤー3人に韓国のeスポーツ事情、日本との違いをインタビュー!【LowHigh/Ulsan/CheryBerryMango】

INTERVIEW

2ヵ月以上前になりますが(汗)
2020年1月24日(金)から26日(日)幕張メッセが開催された「EVO JAPAN 2020」。世界各国から有名選手が日本に集結しました。

「これは絶好のインタビューチャンス!」と思い、鉄拳7部門へ韓国から参戦した人気、実力ともにトップを誇るLowHigh選手、Ulsan選手、CherryBerryMango選手の3人に突撃インタビューさせて頂きました!

とても仲の良い3人組!(左からLowHihg選手、CherryBerryMango選手、Ulsan選手)

◾️プレイヤー紹介

・LowHigh選手(1992年生まれ / 使用キャラクター:SHAHEEN)
・CherryBerryMango選手(1993年生まれ / 使用キャラクター:JIN)
・Ulsan選手(2000年生まれ / 使用キャラクター:KAZUMI)

ーEVO Japan Day2お疲れ様でした!LowHigh選手とCherryBerryMango選手は残念な結果となりましたが、今回の試合を振り返って一言お願いします。

LowHigh:今回でEVO JAPANは3回目ですが、最初の2年と違って今年は厳しかったですね。

ー具体的にどのような変化を感じましたか?

LowHigh:参加選手全体のレベルが高くなっていると感じました。

ー今大会ではキャラクターのバランスがリロイ1強のように感じました。そのあたりはどう思いますか?

LowHigh:キャラクターバランスは毎回変わりますので、そこについてなにかという意見は無いです。

ーさすがプロ選手です…!そもそも皆さんがゲームを始めてたキッカケはなんだったのでしょう?

LowHigh:高校時代に友だちと鉄拳をしてて負けたのが悔しくて、練習してたらプロになっていました。当時僕に勝った友人はプロ選手にはなっていません(笑)
Ulsan:中学時代に友だちと街のアーケードセンターで遊んでたのがキッカケです。
Mango:僕も同じく中学時代にアーケードセンターでの鉄拳TAGトーナメントに参加していたのがキッカケです。

ーそれぞれプレイヤーネームには由来があったりするのでしょうか?

LowHigh:TEKKEN6で使用していたファランの技の名前から付けました。
Ulsan:生まれた町の名前です。プサンに近い町です。
Mango:マンゴージュースが好きで、最初はMangoにしたかったのですが、既に韓国の鉄拳コミュニティの中で使えれていたので、ゴロや響きがいいCherryBerryMangoにしました(笑)

ー1日のライフサイクルを教えてください

LowHigh:だいたい朝の5時に寝て、お昼の12時に起きます。早い時間はオンラインに人がいないのでどうしても夜型の生活になりますね。たまにソウル市内で開催されるオフライン会にも行きますよ。1日の練習時間は10時間くらいです。

Ulsan:僕は全然逆で朝の8時に起きて、寝くせのままゲーム配信を2時間くらいして、その後はもっぱら鉄拳のゲーム動画を観ています。あまり普段は練習はしていなくて、動画などによるイメージトレーニングの方が多いです。もちろん、大会前は練習しますよ(笑)

Mango:僕は父親と二人暮らしなので、昼間は家事をして、それから1~2時間練習するって感じです。多くても4~5時間くらいでしょうか。

ーでは、休日はなにをされていますか。

LowHigh:休日だからなにかするという事はなく、毎日ほぼ同じルーティンです。
Ulsan:僕もそうですね。
Mango:週末はなるべく父親と一緒に過ごすようにしています。

インタビューに答えてくれるUlsan選手(中央)

ーそれぞれ御自身にあった練習スタイルを確立されているんですね。今回、来日されて日本のプレイヤーと韓国のプレイヤーの違いってなにか感じるところありますか?

LowHigh:日本は鉄拳のプレイヤー人口が多いですよね。だから使用されてるキャラも多く、いろんなキャラクターと対戦出来るのはいいなって思います。

Ulsan:韓国ではゲーム対戦中は静かに観戦するんですが、日本は掛け声があったり、声援が凄いですよね。

LowHigh:これはどちらが良いとか悪いではなくて文化の違いですね。以前は日本の観戦者は賑やかだなぁ~と思ってたけど、大会でいろんな国に行き、その度に応援の違い、つもり文化を違いを感じて、今は理解できるようになりました。

Mango:僕もそうですね。最初は他の国の応援の違いに戸惑い緊張しましたが、今は慣れました。

ー日本がいいなと思う点と韓国がいいなと思う点を教えてください。

LowHigh:日本がいいなって思う点は、アーケードセンターが多く、オフライン対戦の機会が多いことですね。逆に韓国がいい点は、インターネットの回線が速いんですよ。韓国では既に5Gが実用化されています。

ー韓国でのプロゲーマーの地位や待遇を教えてください

LowHigh:OverWatchやLeagu of Legend、PUBGなど有名なゲームのプレイヤーは韓国では芸能人の様に扱われます。残念ながらまだまだ鉄拳のプロゲーマーがいることを知ってる人は少ないですね。

Mango:やはりPCゲームが人気なんです。

ー試合前のルーティンとかありますか?

LowHigh:海外で試合がある場合、週末土日に試合が多いのですが、そうなるとだいたい木曜に入って、その日の夜は美味しい食事をするようにしています(笑)そして、翌金曜日は、現地のプレイヤーの方々とコミュニケーションを取ってリラックスするようにしています。

Ulsan:僕はLowHighさんと一緒に行動することが多いので、僕も同じようにしています。

Mango:昔は海外の大会では観光とかしていましたが、最近は疲れるからあまりしないです。LowHighさんやUlsanさんと行動する方が多いですね。

ー日本だとどんな食事されるんですか?

LowHigh:即!つけ麺、鮨です(笑)最近良く行くラーメン店は、秋葉原の「とみ田」と池袋にある「東京アンダーグランドラーメン」です!
Ulsan:あと「麺や武蔵」
Mango:Ulsanは魚介類が苦手なんで肉寿しを食べています。

ー皆さんとても仲良しですね!(笑)では、モチベーションの保ち方についてお聞かせください。

LowHigh:落ちるときはそんなに無いけど、たまにあります。そういうときは違うキャラを使ってみるんです。何日か違うキャラを使って気持ちを整えてから自分の持ちキャラに戻すようにしています。

Ulsan:お兄さん方(LowHigh選手とMango選手を指さしながら)に聞きます! なにが問題なのかって

LowHigh:人に聞くことが問題です!(一同爆笑)

Mango:僕は2日間くらいゲームやらないようにします。で、ゲームがやりたくなったらやる!って感じです。

ー最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします

LowHigh:日本のファンにはとても感謝しています。日本のプレイヤーも仲良くしてくれるし、もっともっと日本に来たいと思っています。

Ulsan:僕らは外国人だけど、分け隔てなく仲良く接してくれて本当に感謝してます。

Mango:日本には純粋で情熱を持った選手が多くいつも刺激を貰っています。親近感を与えてくれて本当に有り難いです。日本からは学ぶことが多いです。

LowHigh:負けてもさっきのゲーム良かったよ!って声掛けてくれたりして、凄く嬉しいです。

お忙しい中、今日はありがとうございました!

3人は冗談を交えながら、本当の兄弟の様に仲睦まじく、和やかな雰囲気でインタビューにこたえてくれました。

また日本を好きでいてくれることすごく伝わって来ました。次にお会いした時には美味しいラーメン情報を伝えられるようにリサーチしておきたいと思います!(笑)

3人の活躍をこれからも応援したいと思います!
こちらの事情で掲載が遅くなりごめんなさいm(__)m