国内eスポーツの発展を実感した東京ゲームショウ(TGS)2019【ビジネスデーレポート編】

今回は、9月12(木)から4日間にかけて開催された「東京ゲームショウ 2019」に参加してきましたので、イベントレポートを前編と後編、2つの記事に分けてお送りしたいと思います。
冒頭では東京ゲームショウの基礎知識について(簡単に!)おさらいをしていますので、ご一読頂ければと思います!
既に知ってるという方につきましては(ほとんどの方かもですがw)、冒頭の解説部分はとばしてレポートからお楽しみください!
「東京ゲームショウ」とは?

「東京ゲームショウ(以下、TGS)」は、1996年から開催されている、アメリカで開催される「E3」、ドイツの「Gamescom」と並ぶ、世界三大ゲームショウのひとつです。
- 新作ハードやタイトルの最新情報の発表
- 未発売のタイトルの試遊
- 追加コンテンツの公開
- 開発者による公開イベント
- プロの選手やストリーマーによるエキシビションマッチ
- 各種コンテストの表彰
- サイン会
などなど、最新のゲーム体験を味わえる年に1度のお祭りで、ゲームファン待望のイベントです。
原則4日間のスケジュールで開催され、前半の2日間は「ビジネスデー」として、業界関係者しか入場することはできません。
後半2日間は「一般公開日」として事前に入場券、もしくは当日券の購入で入場が可能となっています。
【1日目】ひとつ、確かな歩みを進めた日本のeスポーツ
それでは、ここからTGSをふりかえっていきましょう!
と、言いたいところなのですが初日はイベントや関係各所へのご挨拶などで写真を撮る余裕がありませんでした!(笑)
なので、ツイートや画像で補足していきます!
初日は日本eスポーツ連合(以下、JeSU)による活動報告発表がされました。
これまで景品表示法の観点から、問題となっていた大会賞金の上限額について、JeSUの関係省庁への確認の結果、国内におけるゲーム大会の賞金はプロ・アマ問わず一定条件を満たすことで、大会運営や賞金の金額を問わず授与が認められるという内容が発表されました。
しかし、ご存知の方も多いと思いますが、TGS内の大会において優勝選手の大会賞金が減額されてしまう事態が発生。
「先日の発表はなんだったんだ!」
「プロライセンスは結局不要だったのか」などなど
さまざまな物議を醸した今回の件ですが、これについてはそもそも前提となる条件と、仕組みの理解が必要なのです。
そのことについて、格闘ゲームプレイヤーの勇利(@gorimusou_SF5)氏が、自身のnoteでとても分かりやすい解説をされているので、今回の問題で、モヤモヤしている方にはぜひご参考にしていただきたい。
JeSUと賞金問題について|勇利(Yuri)
https://note.mu/fighting_game/n/n64ef93ae6b3a
様々な論議があったのですが、JeSUの活動は日本のeスポーツ発展のための大きな一歩であったと私は思っています。まだまだ改良・改定の余地はあると思いますが、日本のeスポーツの発展のために今後も頑張って欲しいです!
【2日目】レオポルド・チャン氏による講演と『Rainbow Six Siege』エキシビションマッチ
2日目には、JeSUの活動報告と同じe-sports X RED STAGEにて、国際eスポーツ連盟の事務局長Leopold Chung氏による講演が行われました。

午後からは同ステージにて、プロゲーミングストリーマー集団「父ノ背中」と海外トッププロチーム「FNATIC」によるFPS『Rainbow Six Siege』の国際親善キシビションが行われました。


ゲーミングPCを展開するAlienwareのブースでは、Cycrops Athleate Gaming(以下、CAG)、Team Yamasaの選手により、『鉄拳7』『ストリートファイター5』『Rainbow Six Siege』のエキシビションマッチ(イベントは19:20~)が行われました。

以上、TGSイベントレポート前半戦でした!
ビジネスデーとはいえ、eスポーツ関連ブースには多くの人が集まり試合やトークショーを楽しんでいたのがとても印象的でした!
次回、後編では一般公開日についてご紹介したいと思います。