「EVO Japan 2019」レポート!そもそもEVOって何?どんな企業が来ているの?

REPORT

どうも!寿 限無之信(コトブキ・ゲムノシン)です。

 

2019年2月15日(金)から17日(日)の3日間に渡って、福岡・福岡国際センター(Fukuoka Convention Center)にて開催された国内最大級の格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2019」(Evolution Championship Seriese: Japan 2019)に参加してきましたのでその模様をレポートしたいと思います。

福岡国際センターは博多港に隣接し、最大1万人が収容可能。大規模な展示会やライブコンサートなどの用途で利用されているコンベンション施設ですが、「EVO Japan 2019(以下、EVO Japan)」に参加するために国内のみならず世界中から集った格闘ゲーマーや観客で埋め尽くされた会場は、会期中ずっと、ものすごい熱気に包まれていました!

会場となった福岡国際センター

このレポートでは、そんな「EVO Japan」 で見かけたいろいろな協賛企業ブースの模様をお伝えします。

と、その前に。

そもそも「EVO」って何?「EVO Japan」とは何が違うの?

Evolution Championship Seriese(通称、EVO)は世界最大級の規模を誇る対戦格闘ゲームのオープントーナメントです。
もともとは、1995年にアメリカ・カリフォルニアのサニーベールで「Battle by the Bay」という名称で初めて開催された小規模大会が、2002年に「Evolution」という名称に改称し規模を拡大、その後今日に至るまで20年以上の歴史を刻んできた由緒ある大会です。

現在、毎年夏(7月または8月)に、アメリカ・ラスベガスで開催されている本家「EVO」には、格闘ゲームを愛する世界中のプレイヤーが集結し、己の技術とプライドを懸けて勝負に挑みます。

2017年に開催された「EVO 2017」では、大会メインタイトルの『ストリートファイターV』で日本人のときど選手が劇的な試合展開で優勝を飾り大きな話題となりました。
ちなみに、昨年開催された「EVO 2018」の大会参加者数は、11,472名と発表されています!ものすごい人数ですね!

そんな本家「EVO」の理念と遺伝子を受け継ぐもう一つの世界大会が「EVO Japan」です。

昨年1月に初開催となった「EVO Japan 2018」は東京・池袋秋葉原で3日間にわたって大会が行われました。歴史は浅いもののの、大会メイントーナメントの総エントリー数は7,119名(うち38%が海外からの参戦)、総来場者数は13,957名を記録し、本家「EVO」に引けを取らない盛り上がりを見せました。

2度目の開催となる「EVO Japan 2019」はその会場を福岡に移し、新たな展開を迎えました。

どうして「福岡」だったのか?

大会のリリース資料には、福岡市市長 髙島宗一郎氏より次のようなコメントが寄せられていました。

福岡市は2006年から「ゲーム産業都市」を目指し、全国に先駆け産学官が連携してゲーム関連産業の振興に取り組んでまいりました。~中略~(「EVO Japan 2019」の開催にあたっては)官民が一体となってオール福岡体制で支援してまいりました。~中略~官民が共働してeスポーツを応援できるのは、福岡市が「ゲーム産業都市」として、長年、真剣に取り組んできたからこそと考えております。

今後、eスポーツがより大きなムーブメントとして発展するためには、福岡市のように、全国の様々な都市や地域が、eスポーツのことを理解し、応援する姿勢と体制を構築することができるかがポイントとなりそうです。

協賛企業ブースのご紹介

株式会社コーエーテクモゲームス

3月1日に発売される3D対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE 6』は、7年ぶりのシリーズ新作。今作から初めてプレイするユーザー向けに、簡単にコンボを繰り出せるシステムなどが強化されました。
会場に設置されたコーエーテクモゲームスのブースにはPC版の『DEAD OR ALIVE 6』が用意され、超高画質で本作が体験できました。

NTTドコモ

NTTドコモブースでは、次世代無線通信システムの5Gのデモが行われていました。通信の速度・容量・安定性が大幅に向上した5Gを活用し、VR空間上でプロ格闘ゲーマーからレクチャーを受けられるという企画に、多くの人が興味を持っていた様子。
さらに、隣にはNTTドコモが出資するフィンランドのベンチャー企業「Hatch」も出展。こちらの企業はスマホゲームをインストールするのではなく “ストリーミング” できるというサービスを展開しています。
また、 dアカウントをもっていれば、会場内フリーWi-Fiに接続することも可能でしたが、来場者が多かったためか接続状態が安定しない場面も。

タイトー

アーケードゲームの開発やゲームセンターの運営などを行うタイトーは、アーケード筐体を展示していました。
また、Day1・Day2の夜中には会場近くのタイトーステーション(ゲームセンター)でアフターパーティも実施していたようです。

Twitter

「#EVOJapan2019」のアピールと、来場者向けのTwitterグッズプレゼントキャンペーンを行っていました。EVO Japan 2019の公式アカウントのツイートをRTするだけで、その場で抽選ができるというもの。
巨大な「#(ハッシュタグ)」パネルと、写真「映え」するさまざまなアイテムなども用意されていました。

indeed

求人情報検索サービスを展開するindeedのブースでは、応援用のスティックバルーンを配布。
決勝が行われたDay3では、多くの人がバルーンを掲げて応援していました。

SNK

SNKブースでは、2019年に発売予定の『SAMURAI SPIRITS』をテーマにした立て看板が。『サムスピ』とも呼ばれるこのシリーズは、武器を使えることが特徴的な武器を使える格闘ゲーム。前作から10年の時を経て新作の発売が決定し、往年のファンの期待が寄せられています。
ブースでは、NEOGEO miniの展示や、オリジナルグッズの販売なども行われていました。

アークシステムワークス

『BLAZBLUE』『GUILTY GEAR』シリーズの開発元であるアークシステムワークスは、アニメ「キルラキル」をゲーム化した『キルラキル ザ・ゲーム -異布 -』の試遊スペースを用意。
ビジュアルや演出がアニメそっくりで、原作ファンからも格闘ゲームファンからも好評な様子でした。

日清食品

日清食品のブースでは、カップヌードルのサンプリングや、サイドトーナメントの表彰式などが行われていました。表彰式では、オリジナルアパレルやカップヌードルのプレゼントも!

福岡デザイン&テクノロジー専門学校(FCA)

プロゲーマーの育成を目的とした専攻を九州で初めて開設した同校は、EVO Japan 2019の設営などにも協力していたそう。実際にプロが使っている機材の体験コーナーや、FCAが展開するコースの紹介が行われていました。

NISSAN

日産自動車のブースではGT-Rの実機が展示されていました。eスポーツは若年層へのアプローチがしやすいということで、自動車会社も積極的に露出機会を。
さらに、アンケートに回答することで、GTRACINGのゲーミングチェアや、HyperX Cloud Ⅱがもらえるプレゼントキャンペーンも実施していました。

久光製薬

久光製薬はサロンパスのサンプリングや、プレゼントキャンペーンも行っていました。
私もガラガラ抽選に参加し、サロンパスとオリジナルステッカーをもらいました!

三和電子株式会社

アミューズメントパーツを製造・販売する三和電子では、アーケードコントローラー(格闘ゲームに特化されたコントローラー)のスティックやボタンの販売を行っていました。
いつ見ても人だかりができていたのは、さすがEVO Japan!

ATTASA

もちろん「EVO」公式グッズの販売ブースも用意されていました。Tシャツやパーカー、キャップなどが販売されており、購入してすぐに着用していた人も多く見かけました。

多くの来場者が協賛企業ブースへ立ち寄って出展内容を体験してみたり、大会参加者は予選ブロックが終了しても、格闘ゲームを愛する者同士、共に過ごす時間を惜しむように会場内で野試合を楽しんだり、思い思いに「EVO Japan」を満喫している様子が印象的でした。