今さら聞けないeスポーツ|eスポーツってなに?これからはじめるにはどうしたいいの?
そもそもeスポーツとは何なのか?
eスポーツとは「electronic sports」の略称です。
身体を激しく動かす野球やサッカーのようなリアルスポーツとは異なり、パソコン、家庭用ゲーム機やモバイル端末といった電子機器を使用し、オンライン上で勝敗を争う競技シーン全体を指します。
日本では昨年、日本eスポーツ連合(JeSU)の発足、複数タイトルで世界大会予選が開催されるなど、業界として大きな成長を遂げました。
eスポーツを始めるにはどうしたらいいの?
「eスポーツに挑戦してみたい」
「大会運営やプロチームの活動にスタッフとして関わりたい」
「企業や自治体としてeスポーツ事業に参入したい」
大きな盛り上がりを見せているeスポーツ業界ですが、どうやって関わっていけばいいのだろうと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
個人と企業、それぞれのeスポーツとの関わり方について一例をご紹介しましょう。
選手としてeスポーツに挑戦してみたい
プレイヤーとしてeスポーツに挑戦したいと思っている方は、競技ルールに挑戦したり、実際に大会へ参加してみることをおすすめします。
自ら大会ルールを経験することにより、選手として大会へ参加するといった選択肢の広がりや自身の経験から、プロの試合を観戦する際にも「こんな戦略やプレイングもあるのか!」とより一層試合を楽しめたりと、タイトルの魅力を再発見することもできます。
その際、大会ルールはしっかり確認するようにしましょう。
公式大会では試合の公平性を保つために、いくつかの制約のもと、通常とは異なる大会ルールが用意されてます。そのタイトルのコミュニティ(ファン)が非公式に開催している場合には、独自のローカルルールが設けられることもあります。公認の大会ルールは、それぞれタイトルの公式サイトから確認してみましょう。
参考
・League of Legends 2019シーズン公式ルール
・Shadowverse 2019 SPRING 大会ルール
・レインボーシックスシージ 大会リーグルール
また、 チーム戦の場合は仲間の存在が不可欠になります。個人競技でも、試合までの調整役として、練習相手が必要になることもあるでしょう。
そのような時は、TwitterやDiscordといったSNSをつかうことで、場所を問わず、全国のプレイヤーと交流することができます。ハッシュタグやチームメイト募集を呼びかける投稿を見てみてください。切磋琢磨できる仲間を探す手助けとなるでしょう。
Discord(ディスコード)
ゲーマー向けボイスチャットサービス。誰でも簡単に個人サーバー(LINEグループのようなもの)を作成可能で、全世界で2,500万ユーザーを誇る。
e-スポーツ大会運営の運営やチームのスタッとして関わりたい
自分が活躍することより、大会やチームの運営に裏方として関わってみたいという方もいるのではないでしょうか。
一部の大会やゲーマー向けイベントでは、ボランティアスタッフを募集することもあります。過去には格闘ゲーム最大規模の大会「EVOLUTION CHAMPIONSHIO IN JAPAN(EVO JAPAN)」や、国内最大LANイベントである「C4LAN」などでもボランティアスタッフの募集が行われました。
募集にはSNSが積極的に利用されます。イベント告知用のTwitterアカウントや特別サイトは開催前にチェックしておくと良いでしょう。
チームのスタッフもSNSや公式サイトから募集していることがありますが、こちらは会場設営や誘導、物販といった単純労働とは異なり、チームを支える一員として、マネタイズやマネジメントにおいてパフォーマンスを発揮することが求められます。
高度なスキルと中長期的な関係性が前提となることも多く、難易度としてはやや高めと言えそうです。
企業・自治体としてeスポーツ業界に参入したい
企業や自治体としてeスポーツに参入したいという場合にはどうしたら良いのでしょう。
方法としては大きく分けて4つ
- イベントを主催する
- 社内でeスポーツチームを立ち上げる
- 協賛企業としてイベントへ参加する
- チームのスポンサーになる
イベントの主催となると、必要な設備はどうしたらいいのかと不安になる方もいるかもしれません。しかし、企画内容への同意が得られれば、技術や設備の支援が受けられることもあります。
タイトル利用には著作権の問題にも関わるので、イベント主催を検討する際には許諾の連絡もかねて、技術・設備面の相談もしてみると良いでしょう。
また、企業が社内でeスポーツチームを立ち上げる動きも活発になってきました。
企業対抗型の大会が開催され、優勝チームには企業のPRタイムが設けられるなど、こういった活動は、各種メディアに取り上げられることもあり、普段リーチしづらい若年層への広告効果も期待でき、スポンサーやイベントの協賛を含め、今後も拡大していくでしょう。
eスポーツをもっと知りたいなら…
「eスポーツって結局なんだろう…」
この問いに対するひとつの答えとして、まず飛び込んでみることを私はおすすめします。
一度むずかしいことは忘れてゲームに触れ、勝って喜び、負けて悔しがり、どうすればいいんだと感情のままにタイトルを楽しんで欲しい。
そして、ぜひ大会を観戦してみてください。
きっとあなたの中の「eスポーツ」に何か変化が起こるはずです。
短編コラムと言うこともあり、それぞれの内容に関して表面的な紹介しかできませんでしたが、それぞれのトピックについては、また別の機会にお話ししたいと思います。