今さら聞けないeスポーツ|FPSってなに?楽しみ方や見所は?

今さら聞けないeスポーツ第3弾はFPS!
もともと遊んでいたい人ならまだしも、初めてFPSを聞いた人やゲームを見た人からすると、「敵を倒している以外にどんな遊び方や楽しみ方があるのだろう?」と疑問に思ったことがある人もいるかもしれません。
そこで、今回のコラムではそんなFPSについて初心者でもわかるように概要から、今のeスポーツシーンまで、しっかりと紹介したいと思います!
是非、eスポーツライフの参考にしてみてください!
そもそもFPSとは?
FPSは(First Person Shooting)の略称で、キャラクターを一人称視点(画面に映るのはキャラクターの腕と武器など部分的)で操作し、対戦するゲームジャンルを指します。似ているジャンルとしてTPS(Third Person Shooting)が挙げられますが、こちらは三人称視点でキャラクターを操作するゲームジャンルで、キャラクターの容姿や行動を俯瞰した視点から操作するジャンルのゲームを指します。
FPSはeスポーツの中でも人気の高いジャンルで、国内では
- Counter-Strike Global Offennsive(CS:GO)
- Call of Duty(CoD)
- Battelefield(BF)
- Overwatch(OW)
- RAINBOWSIX SIEGE(R6S)
などなど、たくさんのタイトルが楽しまれています。
ゲーム内で使用する武器やコンセプトの違いはあれど、一人称視点で敵を倒していくのがFPSの基本です。
多様なゲームモードとチームプレイング
FPSの特徴として、複数のゲームモードが大会で採用されていることが挙げられます。
ただ敵を倒すだけではなく、マップに設けられた複数エリアの争奪戦、目標物の破壊する側と防衛する側に分かれて戦うルールなど、オブジェクトルールと呼ばれるルールが複数存在し、大会ではそれぞれのゲームモードに勝利しないと優勝できない仕組みとなっているタイトルも多いです。
一見シンプルなようにも見えますが、モードに合わせた分析と戦略が必要なので、敵を倒すことだけが勝利とはいえません。そのような考え抜かれたチームとチームの戦略がぶつかりあう様子やとっさの判断で生まれるスーパープレイがeスポーツシーンにおけるFPSジャンルの魅力といえるでしょう。
国内外で課題を抱えるFPS
人気eスポーツジャンルのひとつでありながらも、国内ではシビアなポジションにいるのがFPSの現状です。
というのも、ジャンルの特性上、銃器や格闘で敵を倒すといった暴力的表現が含まれていることから、日本ではテレビ番組として放送することに放送倫理上の問題があるのです。
また、2018年8月に行われたアジア競技大会のデモンストレーション競技として、eスポーツが採用されたことは大きなニュースになりましたが、採用タイトルにはFPSジャンルのタイトルは1つもありませんでした。ゲームの世界とはいえ、暴力的表現はFPSの大きな課題となっています。
eスポーツ元年、FPSは大きく進歩した
なかなか先行きが不安なようにも感じるFPS。
ですが、昨年はCoDの世界大会への挑戦をかけた「CWL 日本代表決定戦」が開催、R6Sの世界大会で日本のプロゲーミングチームである野良連合が4位入賞を果たすなど、世界における日本のFPSジャンルの実力の認知も広がっていきました。
プロリーグの発足による国内コミュニティの活性化など、盛り上がりは年々増していることから、これからもまだまだ成長が期待できるジャンルといえるでしょう。
課題は多くも可能性に満ちたFPS
以上、今さら聞けないFPSでした!
今回のコラムでFPSが気になった方は是非とも作品をプレイしてみてください。最初は敵を倒すこともままならないかもしれませんが、操作に慣れ、自分なりの戦略で勝利を勝ち取った時には、無意識のうちに笑みを浮かべているでしょう。
また、細かい操作が必要な場面もあるので、コツコツ練習して成果を出すのが好きな方なんかにもオススメですよ!