今さら聞けないeスポーツ|格闘ゲームとは?世界で愛される日本の格闘ゲームをご紹介!

COLUMN

今さら聞けないeスポーツ、第5回目の今回取り上げるのは格闘ゲームです!

ゲームの雰囲気は何となくわかるけど、どんなタイトルが採用されているのか知らない人も多いのではないでしょうか。

「ジャンルとしては知っているけど、eスポーツシーンの動きは分からない…」

今回はそんな方に向けた初心者向けのコラムになりますので、ぜひ参考にしてみてください!

格闘ゲームとは?

格闘ゲームとは、その名の通りプレイヤー同士の勝敗を格闘で決めるジャンルのゲームを指します。

十数人の能力や技の異なるキャラクターを選び、パンチやキック、ガード、複数ボタンの組み合わせ(コマンド入力)により発動する大技を繰り広げながら勝利を目指すアクション要素の強いゲームジャンルです。

勝敗はもちろん、激しい近接戦、難易度の高いコマンド入力から繰り広げられるド派手な技の演出、相手との読み合いなど、アクション性と戦略性を兼ね備えるジャンルです。

特に、日本でも有名な「大乱闘スマッシュブラザーズ」「ストリートファイター」「鉄拳」といったタイトルは世界でも非常に人気が高く、大会総額6,000万円を超えるような大規模大会も開催されています。

人気のタイトルと特徴

それでは、ここでは、世界的な格闘ゲーム大会である「Evolution Championship Series(以下、EVO)(※)」で採用されているタイトルから3タイトルご紹介したいと思います。

※年に1度開催され「格闘ゲームの祭典」と呼ばれる世界的な格闘ゲーム大会。EVO 2019はアメリカ・ラスベガスにて現地時間8月2日(金)から4日(日)にかけて開催される。

ストリートファイター

カプコンから発売されている人気2D格闘ゲームのストリートファイターシリーズは、ゲームに関心のある人なら一度は聞いたことはあるでしょう。

多くのボタンを組み合わせて戦うため、初心者には少々難易度が高いものの、派手な演出による技の数々や、個性的なキャラクターが特徴的なタイトルです。

また数々の格闘ゲーム大会で採用され、販売元のカプコン主催「カプコンプロツアー」が世界各国で開催されるなど、日本が世界に誇る格闘ゲームの1つといえるでしょう。

鉄拳

バンダイナムコエンターテイメントから発売されている3D格闘ゲーム「鉄拳」。

1994年に発売された鉄拳は、それまで複雑なコマンド入力が必須スキルであった格闘ゲームに、少ないボタン操作でスタイリッシュな格闘を可能にしました。

シンプルながらも戦闘に“奥行き”を採用し、戦略性も損なわない絶妙なゲームバランスが人気のタイトルです。

大乱闘スマッシュブラザース

子供から大人まで幅広い年代が楽しんでいる「大乱闘スマッシュブラザーズ(以下、スマブラ)」もeスポーツとして世界中で楽しまれています。

親しみのある任天堂キャラクター、相手を画面外へ吹き飛ばす単純なルール、方向キーとA,Bボタンの組み合わせで技が発動するシンプルな操作性で、ゲームが苦手な人でも簡単に楽しめるスマブラもプロの世界になると別次元。

崖際や画面外での攻防や、接近戦での細かく、激しい試合展開などは見ていて、いつも遊んでいるゲームなのかと目を疑う人も多いはず…!

BLAZBLUE

BLAZEBLUE(ブレイズブルー)はアークシステムワークスより発売されている2D格闘ゲームです。

これまで紹介したタイトルに比べ、コンボの継続性や動きの多様性を重視した、独特なシステムが採用されており、スピーディーな試合展開が特徴的なタイトルです。

キャラクターも、重火器や魔法をつかうキャラクター、メカや獣人などファンタジー色の強い世界観となっており、システムやコンセプトがこれまでの作品とは大きく異なるのも特徴です。

タイトル、選手ともに影響力をもつ日本の格闘ゲーム

今さら聞けないeスポーツ格闘ゲーム編、いかがでしたでしょうか。

日本の格闘ゲームは国際大会への採用実績、ウメハラ選手やときど選手といったスター選手の輩出など、世界レベルの影響力を与え続けています。

しかし、暴力的な表現を含むことから地上波での放送規制や、オリンピック競技としての採用は難しいことなど、コミュニティをどう拡大していくか、という課題も抱えています。

それでも、勝敗の判定がだれにでも分かりやすく、自分では遊ばないが試合は観戦する「観戦勢」が一定数いることもあり、興行としても成長の見込みのあるジャンルといえるでしょう。

2019年のEVOは/8月2日(金)から4日(日)にかけて開催されます。これを機に格闘ゲームに興味を持った方はTwitch,Openrec.tvで大会の様子が配信されますので、視聴してみることをおすすめします!

それではまた次回のコラムでお会いしましょう!